2013あけまして帰宅の途

数カ月ぶりにブログ更新

おくればせながらあけましておめでとうございます。
既に寒中見舞の時期になっておりますね。
学生生活も遂に修了(予定)、ますます精進していく所存です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

予定を確定に帰るべく、
新年早々携帯の電波の届かない実家にて、論文執筆山籠り。
一山越えて、只今帰宅の途に就いております。

さて、
帰り際、バス停まで送ってもらうついでに母校の松野中学校
に寄る。
老朽化と少子化のために建て替え工事が始まっており、
もう間もなく取り壊されるからと聞いていたからだ。
バスの時間が迫っていたためそこにいられるのは5分だけ。

着いて驚く。
既に二棟あったうちの一棟は取り壊され、更地になっていた。
ただ、立ち尽くす。
息を吸い込む。そして、吐く。

しばらくその場を楽しんだのち、最後に一枚と写真を
とっていたときの事、突然親父が
「数学の先生おったかもしれん」
と言い出した。

既にここに着いて5分経っていた。

煙草を吸いに外に出てきた先生に尋ねると、その先生がいる
とのこと。このタイミングを逃してはならんと思い職員室へ。

いた！毛利先生！
数学の先生だが、期間限定の陸上部と駅伝部の顧問も務めて
おり、大変お世話になった先生で、今、一番近況報告をすべき
人物であったかもしれない。

時間もないので立ち話。
挨拶だけのつもりだったが、一瞬だけ校舎に上がることに。
次はない。
一枚だけ写真を撮ろうとしたら、毛利先生がとってくれる
と言い出した。
お願いしようとすると、
「それなならお二人で、教頭先生」
とたまたま居合わせた別の先生が。
教頭先生になっていたようだ。

とってもらってるうちに、そこが、雨の日に陸上部や駅伝部
がストレッチや筋トレをしていた廊下であることを思い出す。

そんなこんなで、こみあげてくるものを抑えつつ、
撮ってもらった写真が下に。
中学時代にお世話になっていた先生と。
思い出での廊下を背景に。


杖ついたばあちゃんがつやつやとした立派なニワトリを散歩
させてた。というか、一緒に散歩していた。
おんどり、めんどり、ばあちゃんの順に。

と、
フェイスブックに書き込もうとしていたのに、それどころ
ではなくなってしまったのでした。


踊る人

メモ以上日記未満20120910

「かっこいい大人のいるほうへいるほうへ進んできた」
この夏からイスラエルに行ってしまった僕の大好きなダンサーがふとつぶやいていた。


シンプルだ。
それ以上何がいる？


アフタートークはいらない話。
今流行のアフタートークのゲストは客寄せパンダ。
チケット売るための作戦でしかない。
面白いアフタートークは話しが面白い人が、作品とは全然関係ない話をしているもの。
が、話しが面白いダンサーなんて早々いないから、
作者とゲストダンサーのアフタートークは熱心なファンが喜ぶだけ。
批評家だとその人の見解が印象に残ってしまう。
そんなに裏話を聞きたいんだろうか。
第一、大勢の前で本当のところをズバズバ話せる人なんてそうそういないし、
つい口をついて出た嘘か本当か分からない話を鵜呑みにして帰るぐらいなら、
自分でじっくり持って帰って反芻したい。
作品の中で伝え切れなかったならそれは作り手の力不足か努力不足。
アフタートークや当日パンフレットで伝えれば良いやだなんてもってのほか。
30分もアフタートークを聞くくらいなら、
美味しいコーヒーを飲みにいきたいし、一杯ひっかけていたいものである。

ちなみに、僕がアフタ—トークを聞きたいと思うのは、
クッソつまんない舞台を見たとき。
どういうつもりか聞いてみたくなる。
てことはやっぱりいらないよね。
帰れば良いんだから。



目指すところの違いによる肩書きの違いの話
名刺になんと書くか。
それはその人がどこを向いて生きているか。
例えば、ダンサーと役者は似て非なるもの。
必要条件が違う。
ダンサーはキャラクターからアプローチする必要はないし、
役者は身体からアプローチしなければならないわけではない。
ダンサーと役者はそう簡単に同じ舞台に立てないし、簡単に立つべきではない。
ダンサーがダンサーとしてのアプローチで芝居をする事はあっても、
一線を越えて役者としては立つべきではない。
ダンサーはあくまでサンサーである。
俳優業をこなしても、歌を歌っても、ダンサーはダンサーである。
同時に立てるのは、未熟か卓越してしまっているか二つにひとつだ。

同様に、
どんなにダンスに見えても、作り手が芝居として作れば芝居だし、
どんなに台詞をしゃべっていても、ダンスとして作っていればそれはダンス。


しかし、見る側は勝手にこれがダンスだ、これが芝居だと決めつけているので、
色々言い始める。
本当はダンスだろうが芝居だろうが関係ない。
コンテンポラリーダンスだろうが舞踏だろうが関係ない。
なんであろうと、満足する時は満足するし、満足しない時は満足しない。

今日のところの分析では、概して、
ダンサーは限りなく自分であることが良しとされ、
作者はは限りなく自分と遠い存在になれることが良しとされる。
自分をさらけ出すことで自分が現れるのか、
他者になり切る事で自分が現れるか。
たとえ結果は同じであっても、
アプローチが違えば全然違う。

だんもんで、ぼくは踊る人です。
この先お芝居をする事があっても、踊る人です。
舞踏かコンテンポラリーかストリートか何て関係なく、ただ踊っているだけです。

信濃境

なう

寒いっす。

陽平

ほっと6月

二週間近く前になりますが、濱田陽平ソロダンス「えらびしぶる」、3公演無事に終了致しました。
当日パンフレットにも書きましたが、見てくださった方も、そうでない方も、応援してくださった
方も、そうでない方も、全ての方に感謝しております。
そして誰より、今回公演を一緒に作ってくれたチームえらびしぶるのみんなに感謝しています。
本当に良いチームでした。ぼくの一生の宝物です。そして、これからもよろしくお願いします。
チームえらびしぶるについては一つ前の記事で紹介しています。

公演はおかげさまで大盛況、平日にも関わらず延べ123人もの方々に見ていただくことができました。
身体は尻上がりに調子が上がり、やり切ったという感覚がありながらも、まだ行けるという錯覚さえ
起こしてしまった自分がいました。
わりとヘトヘトだったのは言う間でもありませんが。

さて、ダンサー宣言をするつもりで行った「えらびしぶる」でしたが、
結果として創作意欲を駆り立てられ、作家としてのスイッチを押してしまうこととなりました。
現在、次作の構想を練りまくっております。
というか、８割方頭の中では完成しており、早く作りはじめたいのが本音です。
皆さんにもお知らせできる日が来るといいのですが。

トンデ空静の稽古と、実は出演する神戸のコンクールの稽古が一斉に始まり、わーっとなりかけて
いましたが、去年の秋からの生活に比べるとかなりゆとりがある毎日です。
人間的生活をしています。
ソロ公演前から活字に飢えていたので、今は本を読むことと勉強が楽しいです。
この機会を逃すと大学院の卒業が危ぶまれる気がする笑
なので、頑張ります。

ちなみに、１１月以降こんなに踊っておりました。
http://yoooooooops.blog.shinobi.jp/Entry/508/


そして、「えらびしぶる」のダイジェスト版ができました。
ぜひともご覧ください。

一週間切りました

ぼやぼやブログを放置しているうちに、
ソロ公演まで一週間を切りました。

作品はいよいよ大詰めで、
頭の整理作業と体の整理作業です。
なんせ今回は3回公演なので、
身体もいつも以上にケアしてないと
思わぬところで足を掬われかねないので細心の注意を。
というか、
力押しの踊りではダメだということで、
今回なかなか新しい濱田陽平をご覧頂けると思います。


チケットですが、嬉しいことに本番一週間前にして１００枚の大台を突破しました！
ありがとうございます！！

１９時の回はおかげさまで完売、「当日立ち見かもしれない券」出るかもです。
１３時はまだまだ余裕あり、１６時もまだご予約頂けます



いっしゅうかんということで、
チームえらびしぶるのメンバー紹介と行きますか！


まずは舞台監督の山田酩酊
彼は東京造形大出身。映画監督です。
が、飯名さんというディレクターさんの繋がりで、
マムシュカという無差別パフォーマンスイベントのフロアディレクターを
しているのを知り、今回真っ先に協力をお願いしました。
絶妙なバランス感覚の持ち主で、酒とタバコがにあう出来る奴です。



次は照明の久津美太地
踊る照明屋さん。照明がやりたくて桜美林大学に入ったものの、
某木佐貫先生の影響により在学中は踊っていた。
最近も稽古場で「踊りたい」と漏らしてました。
照明さん探しは最後まで難航していたのですが、
たまたま何度か僕の出演している作品を観ていたと聞き、
さらに同い年ということもあり即断で声をかけました。



音楽・音響，澤井環
最年少。２０歳。しかし初対面で３０歳子持ちと間違われたこともある強者。
部活（横国モダンダンス部）の代の重なっていない後輩で、本業はミュージシャン。
今年に入り自身のバンドも波に乗って生きている。無駄にいい筋肉。
去年の学祭のフリーステージで、ギターとダンスのど即興セッションをした
ことから、あと、機材に強そうだったので（笑）、今回声をかけました。
本番は、オペしながら生演奏もやってのけます。



衣装・美術　桑原史香
踊る舞台美術屋さん。実は衣装もできちゃいます。
二年前のドリフターズサマースクールで同じダンスコース受けていたふわっとさん。
ダンサーじゃないといいながら、よく踊ってる気がします。今年多摩美を卒業。
普段からダンス作品の衣装に鋭い意見を放っていたので、ならばと衣装をお願いしました。
が、今回彼女はかなり悩んでました。発注者がわがままなもので・・・笑
小物をたくさん使うため，その辺りも含めて動いてくれてます！



映像　みんなうそつき
うそはつきません。
西川達郎、乙女絵美、高橋大輔、弓場絢の4人からなる映像集団。
第７回DMJ東京国際ダンス映像祭で上演されていた西川君の作品を気に入り、
映像使うから相談のってと声をかけたところ、気がついたら4人で参加してくれてました。
「写真を使ってスライドショーにならず、かつイケイケ過ぎないかっこいい映像を」
という要望にドンピシャで応えてくれた、信頼のおける集団。
映像、必見です。



まだまだいきます！



振付助手　伊藤史織
ダンス部のひとつ後輩。しかし実は某女子大から来ていたダンスっ子。
今年から横国の大学院に入学し、晴れて正真正銘の横国モダンダンス部員に。
部活引退した跡もなんやかんや踊ってるのを観てくれていたので、今回は
彼女しかいない！と振付助手に。踊りに対する感覚はかなり信頼してます。
いつみてもばしっと決まっている自慢のふわっとヘアーは、
毎朝丹念にセットしてきてるとのこと。




宣伝美術　鴨美雪
デザイナーさんです。
彼女もドリフターズサマースクールで出会いました。
当時はスウェーデンの牛乳パックを表紙にしたノートを作っていて、
それを世界各国の牛乳パックで作るというのでイスラエルの牛乳パックを寄付した記憶が。
スウェーデン版のノートは一時期製品化もされ、
今回の作品の初期アイデアは彼女のデザインしたノートの中にあります。
昨年3月に舞台写真を撮ってもらったのに引き続き、二度目の関わり。
DM、当パン、チケットのデザインをしてくれてます。
ちなみに鴨ちゃんも同い年。



宣伝写真　前澤秀登さん
本職カメラマンさんです。
これ本物の写真？合成？と良く聞かれる、あの海の勝負写真を取っていただきました。
今気がつきましたが、前澤さんだけかなりお兄さんですね。
元々ダンスを観るのは好きだったが、ダンサーを撮るという意識はなかったとのこと。
それが、どういうわけか数年前に突然撮りたくなったそうで、ダンサーに直談判するところからはじまり、
現在は素敵なダンス写真をバンバン撮っておられます。
今回の舞台の撮影もして頂きます。 もう一度言います。あの写真は合成じゃありませんよ。

前澤さんの「作品」です。


そして制作　深田隆之
彼は映画監督です。
第７回DMJ東京国際ダンス映像祭で、飯名さん経由でダンサーが足りないから参加して
と頼まれ、出会ったのが彼。手前味噌ではなく、あれはいい映像作品でした。 そのときは振付・出演させて頂きました。
で、そのときのカメラマンが舞台監督の山田君、というつながりもあって、
最初は映像PAをお願いしようと声をかけたのですが、深田君のご好意と諸事情あいまって、
制作を引き受けてくれています。縁の下の力持ち。本当に感謝しています。
次は撮影とか手伝わせていただきますので！



本当に信頼のおける人たちです！！
まじでみんなすげーっす。



この流れで協賛頂いている企業のご紹介も。
どちらも今年の2月に寒中水泳でご一緒した縁で協賛を頂きました。
インフルエンザが完治したかも怪しい状態で、伊豆の海に入ったのが懐かしい。
どこぞに出回っていた赤ふんどしの写真はこのときのものです。


株式会社グローバル・ウィングスさんは、
パワーストーンジュエリーを取り扱っている企業です。
寒中水泳を企画した方が経営されています。
社長はめっちゃ元気な方。
人情深くて、面白いことが大好き。
なにせ、寒中水泳とか企画してしまうぐらいですから笑
サイトはこちらhttp://sylphide.ocnk.net/


そして、株式会社ロッカさん
レーザーカット加工を専門とする企業です。
何のこっちゃと思う方はまず、サイトにあるサンプルを観てください！
めちゃくちゃ精密な加工ができちゃうんですよ。
サイトはこちらhttp://www.rokka-p.co.jp/
レーザーカット加工のサンプルhttp://www.rokka-p.co.jp/laser.htm#20100321
それから、
キーボードに立てるメモ「Deng　On」　　絶賛販売中！！
ということです。こちらもよろしくお願いします。


そんなこんなでおやすみなさい！
寝ます。

濱田陽平