余命は今から死ぬまで

泣くとわかってて観に行きましたよ、余命１ヶ月の花嫁。


はい、泣きましたよ。


瑛太なかなかいい演技してた。
安田美沙子がかわいかった。


でもね、病気だの死だのって、
何かしら経験した人が観たら感情移入してまうやないですか。
想像しただけでも悲しくなるやないですか。


最近ステレオタイプという言葉が、
頭の隅っこにくっついて離れません。


予想通りのものがくると人ってどこか安心するんですよ。
そんでやっぱりそれを求めてるんですよ。
分かりやすいからね。でもね、それだけで満足する？
なんか裏切らたな～とか、してやられた！！って感覚がないと、
泣けるいい映画やったね～で終わってしまう。


カップルで観に行くといいのかもね。
泣きたい時に観に行くといいのかもね。
商品としては良品なんじゃない？
点数化したら平均80点とか行くのかな。




でもね、カッコ良くない。粋じゃない。


時代の流れに上手く乗ったベンチャー企業を観ているよう。


凄いんだけどそれで？っていうね。
流行り廃りを取っ払った何かを生み出したい。


自分自身がある一時代に生きて流行を肌で感じているんやから、
全く影響されないなんてのは無理。


だけどそれに甘んじてるのは…。


客層は若いカップルがほとんど。高校生カップルもいた。
あの二人はこの映画を観て何を思うんだろう。

これがみんなが求める世界なのかなぁ。


陽